【感想】すずめの戸締まり(映画)
100億年ぶりに書きます
ちゃんとパスワード覚えてて偉い
すずめの戸締まりめっちゃよかったです
絵と音楽がいいのは当然っちゃ当然だったんですが内容とかメッセージ的な部分が刺さりに刺さりました
はい、じゃあネタバレします
災害はいつ来るかわからないから(事件事故だってそうだよね)、突然いろんなものを失ってしまうかもしれない
それでも残ってるものはあるし、その失くしたものそのものが消えてしまうわけではないから
そこにあったものはちゃんと、自分の家(胸)の中にしまって、「いってきます!」って戸締まりするんすよね
戸締まりといいつつ、これ開ける物語っすよね
すずめちゃん岩戸だし、トラウマと向き合う、閉じた心を開く話
恋なんてまさにその最たるものですわ
そこに至るまでの道中の登場人物もよすぎた
チカちゃんいい子だね~~~
みかん運んでる子に悪い子はいないんですよね(俺調べ)
お魚がおいしそうだったので晩飯は魚にしました
ルミさんいい人ですね~~~
双子ちゃんワンオペなんて絶対心すり減るのに他人に優しくできるなんて
未成年を22時以降働かすのはあれだけど、賃金発生しなかったらいいのかな
いっしょに働いてたお姉さんもさりげなくカバーしたりで優しいわ
芹澤、あいつ見かけによらずいいやつじゃん...
重苦しい空気がなんとかなったのも芹澤のおかげだよ
車なんとかなっててよかった
そうたさんのことを自分を雑にしすぎ的なこと言ってたけど、すずめちゃんにも当てはまる言葉ですよね
東京でそうたさんを要石にしないルートもあった気がするけど、そうならなかったのは途中で戸をとじてたからだなあ
とじるときのフラッシュバックでそこにある、あった営みを知ってしまっていたから
ここで止めないと同じような景色をまた生んでしまうかもしれない
そうたさんを犠牲にしても止めないといけない
からの、失って強くなる想いですよ
これ、もう少し長くいっしょにいたら刺せなかったんじゃないの
逆にすずめちゃんが石になったときのそうたさんも見てえなあ(満面の笑み)
人がいなくなった場所に残る生活の跡とか、とじるときのフラッシュバックとか、チカちゃんなんか当事者だったけど、災害の爪痕なんていうかなりセンシティブな話で作ったなあ
その上で、話としては防ぐ話ではあったけど、災害があったこと自体をなくすような話ではなかったんですよね
お母さん見つけてないし(遺骨は見つかったのかもしれんけど)
ハッピーエンドとして、あそこお母さんに会えててもいいわけじゃないすか
大丈夫だよって声かけるのはお母さんになりがちだと思うんすよね
でもあれは"明日"だった
悲しいこともあるけど向かえる明日
やっぱり自分自身と向き合う話なんだなあって思いました
最後の戸締まりでそこに住んでいた人たちの意識がフラッシュバックするシーン、あれ最期に交わした会話ってことですよね
311は1446に発生なので朝に家を出るときの姿が最後だった人が多かったそうで
そういうの含めて、「いってきます!」って言葉の重みがすごいズシンと来ました
いってきますもただいまも、もうずいぶん言ってないですね...